常により美味しいチョコレートを追求
1911年の創業以来、
オクターフ・カレボー
ベルギーの小さな町、ウィーゼのビール醸造者を祖父に持つオクターフ・カレボーは、ひそかに自身初のチョコレートレシピに取り組んでいました。数カ月にわたって漂ってくる、焙煎したてのカカオ豆の香ばしい香りに、誰もが好奇心をそそられました。コンチェ(撹拌機)から出てきた彼の第1号チョコレートをようやく味見できた醸造所の人たちは、カレボー初の最上級ベルギーチョコレート誕生の立会人となったのです。ウィーゼ村の守護聖人である、サルバトールというブランド名で販売されたこの新しいチョコレートは、周辺の村々にある小さな店やそのお客様たちから愛され、その評判は瞬く間に広まりました。
レシピの改良と完成
その後数年でオクターフは、811、823、W2として今日知られている、濃厚なフレーバーが自慢のチョコレートのレシピを、時間をかけて改良し、完成させました。このレシピはすぐに、シェフやショコラティエたちにインスピレーションを与え、数えきれないほどのフレーバーや材料と組み合わされ、素晴らしいチョコレート製品を作り出しました。
第一号クーベルチュールチョコレート
戦時中や戦争の合間の時期、ショコラティエやパン職人たちは、チョコレートなどスイーツ作りに必要な材料を手に入れるのに苦労しました。しかし、戦争が終わると、カレボー家の人たちは特にベルギーのショコラティエのためにクーベルチュールチョコレートの製造に専念する決心をしました。この提携により、ベルギーチョコレートの名声の礎が築かれました。
五感で完成させたチョコレートとレシピブック
オクターフのチョコレート作りの秘蔵のノウハウが完成し、世代を超えたチョコレート製造者たちに受け継がれ始めました。彼らに言葉はいりませんでした。材料リストだけで、五感を総動員してチョコレートを「理解する」方法を学びました。彼らは、コンチェ(攪拌機)の中にあるチョコレートを観察することで、まさに完璧に再現したのです。わたしたちのチョコレート製造の達人は、現代においても、未だに先人たちから学んだ方法で、五感をフルに使って仕事をしています。1935年の貴重な手書きのレシピシートには、「ミルクチョコレートのレシピ№845」と記されています。これは今でもシェフやショコラティエたちに人気のレシピです。
液体チョコレート輸送の考案
家業を継いだ次世代のシャルル・カレボーは、チョコレートを液体でチョコレート会社に輸送する方法を考案しました。これにより、チョコレート原液をお客様により早く供給できるようになり、職人のアトリエで再溶解したり再テンパリングしたりする労力が大幅に軽減されました。20世紀初頭のこの考案には、高品質のチョコレートをより入手しやすくし、完璧な成果を効率的に保証する方法を見出そうとする、カレボー家の起業家精神が表れています。
カレボーのチョコレートを世界にはじめて輸出
数年間で国内外のショコラティエ、パティシエ、パン職人で意欲的にカレボーのベルギーチョコレートをお使いいただける方がどんどん増えていきました。この間、カレボーは初めてチョコレートを世界に輸出し、その特徴的な味と定評のあるチョコレートの作業性を活かして、世界中のシェフたちをサポートし、ベルギーチョコレートの評価を高めることに貢献しました。
シェフが世界初のCallets™を採用:クーベルチュールチョコレートのスモールドロップ
Callebautは、Callets™を取り入れたことにより、職人のチョコレートシェフたちとの関係をさらに強化しました。この固形のチョコドロップを使うと、シェフたちがチョコレートを投入したり、溶かしたり、テンパリングしたりするときの精度も上がり、チョコレートの作業性が高まり、シェフたちは素晴らしい成果を手に入れることができます。
Callebautが初のチョコレート学校、Callebautカレッジを開校
Callebautは、Callebaut Chocolate Academy™センターの前身となる、Callebautカレッジに、このタイプの学校としては初めて世界中から職人を迎えています。菓子職人やシェフたちが、学び、アイデアや経験を交換するために集まってきます。
CallebautがCacao Barryと合併
CallebautがフランスのCacao Barryと合併します。Callebautは100%ベルギーのブランドであり続けます。現在も、カカオ豆から板チョコまで、最上級ベルギーチョコレートをすべて国内で製造しています。
心ときめく、オリジンチョコレートのカカオフレーバー
Callebaut初のオリジンチョコレートは、シェフたちの心をつかみ、彼らのチョコレート製品へと結びついていきます。驚くほどのフレーバーと香り高いトップノートが特徴のこのチョコレートを使えば、シェフは新たなペアリングを生み出すことができます。Arriba、Java、Sao Thomé… これらの名前に聞き覚えはありませんか?Callebautは今日でも、世界で最も貴重な品種の豆を使って、このオリジンクーベルチュールを作り続けています。
チョコレート作り100周年を祝う
Callebautは、世界中の熟練シェフたちとともにチョコレート作り100周年を祝います。100年の時を経ても、チョコレートレシピはすべて、1911年に誕生したOctaafのオリジナルチョコレートを尊重しながら作られています。日本からメキシコに至るまで、熟練シェフや菓子職人が中心となって記念日のお祝いが行われます。彼らの素晴らしいチョコレートのストーリーは、すべてのイベントを通じて共通のテーマとなっています。
西アフリカのカカオ生産者とともに、サステナブルな方法で栽培されたカカオへと大胆な転換を図る
Growing Great Chocolateプログラムでは、西アフリカのカカオ生産者を支援するために、大胆にも選ばれたのが、サステナブルな方法で栽培されたカカオです。最上級ベルギーチョコレートを1パック購入するごとに、Callebautは、その一部を西アフリカのカカオ栽培コミュニティのサステナブルなカカオ栽培とコミュニティプログラムに再投資します。
旗艦研究機関となるCallebaut Chocolate Academy™ センターがオープン
Callebautは旗艦研究機関となるChocolate Academy™センターをウィーゼにオープンします。ここはシェフやショコラティエたちがインスピレーションを見つけたり、チョコレートの技術を学んだり、お互いの経験を交換したりできる新しい施設です。Callebaut Chocolate Academyには、小さな農園、Beanology(カカオ豆学)ルーム、チョコレートライブラリー、恒例のテイスティングルームがあります。また、Chocolate Academy™の中心部には、設備の整った作業スペースが4つあるのが特徴的で、パン職人、パティシエ、菓子職人、レストランシェフがチョコレート技術に磨きをかけることができます。
ビーントゥバーのワークショップを通じて愛を広める
Callebautのアイコニックな味の原点は?これは私たちが世界中のシェフやショコラティエたちと共有していることです。ビーントゥバーのクラスでは、Callebautのマスターチョコレートメーカーがカカオ豆のフレーバー、発酵、ブレンド、ホールビーンの焙煎、コンチングなどについてのノウハウを教えてくれます。
第4のチョコレート誕生。ウェルカムルビーチョコレート
ダーク、ミルク、ホワイトに続いて、ルビーはこの80年で最も珍しいチョコレートの発見です。この母なる自然の贈り物は、着色料やフルーツフレーバーを一切加えず、ルビーカカオ豆から生まれたまったく新しい色と味の体験によって、驚きと感動を与えてくれます。色もさることながら、ルビーの味もまったく新しい体験です。フルーティで濃厚な果実味とフレッシュで酸味のニュアンスが感じられます。
常により良いものを追求。 チョコレートレシピの見直しと改良
キッチンの状況は進化します。私たちのチョコレートも同じです。100年にわたるチョコレート作りの伝統を受け継いだ最上級ベルギーチョコレートを、私たちはお客様のあらゆる日々のご要望に応えられるように作り直しました。これまで以上に表現力豊かな味わい。作業性の向上。しかも、トレーサブルなココアリカーが原料。職人たちは最高のチョコレート作りが可能。
トレーサブルで100%サステナブルなカカオ豆を使用した、代表的なココアリカー
常により良いものを追求している私たちは、トレーサブルで100%サステナブルなカカオ豆からココアリカーを作り始めます。私たちは、ココアホライズンプログラムで活動している、コートジボワール、ガーナ、エクアドルのカカオ生産者の協同組合と直接提携しています。このプログラムは、研修、ノウハウ、コミュニティ活動を通じて、カカオ生産者の繁栄に重点を置いています。
NXTのアイコニックな味が誕生
823と811の味にインスピレーションを受け、私たちは新世代の消費者に満足してもらうために、第一世代の100%プラントベース(植物由来の原料で作られた食品)のチョコレートを自信を持って発表しました。NXTデイリーフリー(乳製品不使用の食品)チョコレートは、乳製品を一切使用せず、プラントベース(植物由来の原料で作られた食品)のおいしさを愛する人たちにぴったりの、初めて作られたチョコレートです。