生態系の再生

生産者の繁栄のために

森林は失われつつあり、カカオの木のような木陰で覆い保護する必要がある背の低い木々に必要な林冠も失われつつあります。

ココアホライズンの活動

ココアホライズンは森林破壊のないカカオ生産を目指し、各地域でのカカオの生産性向上や、既存農園における生態系の保全と生物多様性の回復に取り組んでいます。

2022/23年にアグロフォレストリー農業モデルが導入されました。農園の害虫や気候変動への耐性を高め、土壌再生、水資源の安全を促進し、生物多様性を向上させることを目的とし、カカオの木と地域に自生する樹木を一緒に植えるという取り組みです。

農園マッピング	ココアホライズンプログラムのもと、農園をマッピングすることで、森林保護区でのカカオ栽培を防ぐ積極的な対策を行っています。
シェードツリーの植樹	シェードツリーをカカオ生産者に配布し、カカオの木と一緒に植えることで、森林林冠を回復させ、日陰を作り、保護し、土壌の水分と肥沃度を向上させています。
生産者の収入と生産性の向上	アグロフォレストリーは、生産者の収入を増やし生活改善への道筋を作ります。農園に木を植えることで、収入源の多様化し、土壌が改善され、やがて長期的なカカオの収穫量を増やすことができます。
土壌再生と水質保全	さまざまな種類の樹木を植えることで、有機物の含有量と保水機能が向上し、持続可能な生産に欠かせない健全な土壌が生まれます。
生物多様性の向上	アグロフォレストリーは、カカオ農園の生態系の生物多様性の保全に役立ち、幅広く動植物の多様性を支えています。

56	ヘクタールの農地でアグロフォレストリーが実現されました。
38,700	の生産者がマッピングされた農園で栽培されたカカオを収穫しています。農園マッピングにより、森林保護区からのカカオを確実に取り除いています。
59%	のカカオ栽培が森林破壊に直接関与していないことが証明されました。
702,425	本のシェードツリーが生産者に配布されました。
23,117	トンの二酸化炭素が、これらの環境活動を通じて吸収されました。