商品紹介

カレボーのチョコレートとの出会い、

今なお使い続けている理由は

 

記憶が定かでないのですが、パリ修業時代に旅行したスイスで立ち寄ったショコラトリー「シュプリングリ」の製品にカレボーが使われていました。ミルクチョコレートだったと思います。僕はミルクチョコレートが好きで、「ジャン・ミエ」の厨房に入ったときも、ミルクチョコレートのおいしさに感激しました。

帰国してからこれまで、カレボーをずっと使っています。どうしてか? そうですね、長年使っているので味や食感のイメージが頭の中でできあがっていて、何か新しいものをつくるときにも、思い通りに仕上がる安心感があります。海外のチョコレートがいろいろ入ってきて、使ってみたこともありましたが、僕は酸味のあるチョコレートより、ミルクチョコレートが好きですから、今はカレボーオンリーに落ち着いています。

ウィーンの「ハイナー」で学んだザッハトルテをもとに作った「ザ・ショコラ」は、カレボーの811とアーモンドの風味を効かせた、どっしりとしたチョコレートケーキをミルクチョコレートの823でコーティングしています。厚めにかけたチョコレートが固まったら、スプーンで表面を削って、少し無骨に仕上げるんです。ハレの菓子というより、薄く切って、毎日のおやつに食べるというのがイメージです。もう30年作り続けています。

使用製品